薬剤師の仕事は「エントロピー」を下げること

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こんにちは。
今回は、かんたん物理化学のお話です。
(写真は僕の部屋ではありません^^;)

物理化学が分からないっ!
ていう人が多いので、
ちょっとコーヒブレイクがてら読んでもらえれば。

「エントロピー」って
なんのこっちゃ分からないって
人はイメージが付きやすいかもです。

まず、エントロピーとは
というところなんですが、
wikiによると・・・って長くなって分からなくなるのでやめます(笑

たぶん、
多くの教科書で説明されているのが
「無秩序さ」もしくは「乱雑さ」って表現されていると思います。

これもイマイチ抽象的ですよね。
でも、もっと具体的な例としては
「テスト前はエントロピーを下げようとする人が多い」ですよね。

そう、いきなり掃除をし始める。
部屋が無秩序に、乱雑になっているんです。
つまり、部屋のエントロピーが高くなっているから。

そんなとき、テスト勉強が嫌になると
自分の体のエネルギーを使って、
自分の部屋のエントロピーを下げるのです。

放っておくと、
必ず部屋は汚くなります。
これが「熱力学第二法則」
つまり、エントロピー増大の法則です。

宇宙のしくみは
私たちの部屋の汚さにも
現れているわけです。

だから、掃除が苦手で
部屋をきれいにできない人は
「エントロピーは増大していくものだから仕方ないね!」と言えばいいのです。
(冗談です笑、効率化のためにも掃除はしましょう!)

そして、
これは昨今の世界の流れに
とくに顕著に表れています。

インターネットによる
急激な情報のエントロピー増大が
起こっているのです。

科学的な情報、
ちょっと怪しげな情報、
完全に怪しい情報、
かなり専門的な情報などなど

もうカオスな状況ですよね。
そして、宇宙のしくみと同様に
「情報」のエントロピーは自然に下がることはありません。

つまり、これからも
私たちは無限に増え続ける情報
(エントロピー)のなかで生きていくことになります。

そして、私たちが望もうが、
望むまいが、そのエントロピーの波
に飲み込まれることになるのです。
(というか、なっていますよね?)

では、今後何が重要になるのか?
といえば、エントロピーを下げる人
というのが必要になりますよね。

無数にある情報から、
必要な情報を選んで
整理してあげないといけないのです。

だから、NAVERまとめは
今、すごく人気なんです。
エントロピーを下げているサイトだから。
時代に必要とされているものだから。

ちょっと話が大きくなりましたが、
自分の仕事においてもそれを意識していく
と今後必ずよい方向にいくはずです。

「薬剤師」であれば、
”薬”に関する情報のエントロピー
を下げてあげて誰かに提供する。

つまり、目の前の人に
適切な量の、適切な難度の
情報を選び与えてあげる、ということです。

目の前の人というのは、
近所のおばさんなのか、
医師など医療関係者なのか、
ちょっと詳しい一般人なのか、
たくさんの立場の人がいますよね。

そういう人に合わせて
上手にエントロピーを調整して
情報を提供していくということです。

それができれば、
今後も「必要」とされる存在に
なれるのではないか、と思います。

という感じで、
とっつきにくい物理化学も
いろんなことに広げてイメージしていくと
おもしろくなるかもしれませんよ!

繰り返しになりますが、
勉強はいかに分かりやすい
イメージを頭の中で想像できるか?が鍵だと思います。

文字だけ暗記しても
何にもおもしろくないし、
そして応用力もつかないですからね!

では、ちょっと変わった内容になりましたが、
最後までお読みいただきありがとうごさいました~(^o^)

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