勉強はいつから始めればいいですか?

learn

という質問をもらうことがあります。

僕なりに、この質問の背景についてちょっと考えてみました。

最初に言ってしまいますが、

僕からのいつもの回答は

「優先順位を考えて、今すぐに始めたほうがいいですよ。」です。

その理由についてすこしお伝えしておきます。

やばいと思ったときがチャンス

勉強をいつからやったほうがいいのだろうか?

そんな疑問をもったということは、おそらく「今の自分は理解していないな。勉強したほうがいいかも。」と感じているのだと思います。

今その瞬間、最もエネルギーが高い状態。ヤバイと感じている状態。

その最高の瞬間に始めずして、いつ取り組むことができるのか?

そして、エネルギーは時間とともに必ず低下していきます。

やらなくてはいけないことは、次々にでてきます。

やがて、やろうと思ったことすらも忘れて日々のタスクに追われていきます。

次に、気づくのはいつのことになるでしょうか?

それが大事な試験当日にならなければよいのですが・・・。

だから、今すぐはじめましょう。

土台のない建築はすぐに倒れる

勉強は、建築のようなもの。

小学校⇒中学校⇒高校⇒大学という順に、土台⇒骨組み⇒外装⇒内装・装飾というように、それぞれのステージでおさえておかないといけないことがあります。

できることなら、その順序で確実に一歩一歩作業を進めていきたいものです。

どこかの工程で不備があれば、思わぬところでゆがみが生じて、資材が思うようにはまってくれません。

でも、もしそうなっても安心してください。

勉強と建築工事の違うところは、土台がだめでも、全部壊して初めから造りなおさなくもよいということ。

もし分からないところがでてきたら、あとから土台を強化できます。

そして、それらが連鎖的に他のところも強くしてくれる。それが勉強の楽しいところです。

もし、どこか欠陥をみつけたら、すぐに補強しにいくこと。

今は、ツールにも恵まれています。ネットでもいいし、アマゾンで本を注文したら都会であれば翌日に届きますよね。

今の人たちは、めっちゃ恵まれている、と思うのです。

すばらしいサイトがたくさんあるし、Youtubeでは勉強の楽しさを教えてくれる最高の教師たちが無料で教えてくれます。

分からないところがあったら、すぐにググればいいのだから。これほど恵まれた環境は他にない。

一歩ずつ着実に自分に必要な土台を積み上げて、自分だけの大きな家を立てましょう。

人と合わせて安心してはいけない

仮に、いつから勉強をはじめたらいいですか?という質問に、

「国家試験の1週間前で大丈夫ですよ^^僕はそれで受かりましたから!」

なんて返信したら、

本当にその人はそのように行動するのでしょうか?

こうして客観的にみると、この質問がいかにナンセンスなのかに気づくと思うけれど、結構こういうことをやってしまっていることは多いかもしれない。

これはよく言われることだけど、

日本の教育は「平均の教育、他の人と合わせるマシーンをつくる教育」だといわれることが多い。

その教育システムを受けた本人は、無意識に擦り込まれていることだからなかなか気づくことはできないそうです。

そういう結果の一つとして、「勉強はいつからはじめたらいい?」といった質問をさせてしまっているのではないでしょうか?

決して、質問してくれた方を馬鹿にしたいわけではないです。

おそらく、未来に対する漠然とした不安があって、他の人はどうしているんだろう?という気持ちからでた質問だと思います。

でも、ですね。

他の人がやっていないことや自分だけの努力をしないと、今後はどの分野でも生き残れないと思うのです。

まわりの人がやっていないから自分もやらなくていい。

まわりの人がやっているから自分もやる。

こういうことを皆がやっていたら、一体どういう未来が待っているか、なんとなくイメージできませんか?

うん。

結論は、「自分が必要だと思ったことは、今すぐはじめろ!」ということです。

あと、最初に書いた「優先順位」というのは、その時に大事なこともちゃんと考慮にいれないとだめですよ、という意味です。

分かりやすく言えば、明日は国語のテストなのに、算数の勉強しちゃったら結果はでませんよ!ということ。

実習のレポートの提出期限が明日なのに、国家試験の勉強をしていて提出できなかったら卒業できませんよ!ということです。

今、何からやればいいのか?をしっかりと整理した上で、やるべきことにすぐに取りかかるということです。

何かの参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。では、また。

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コメント

  1. 猫好き より:

    いつやるか、今でしょ。
    かの有名な林先生が言っていた言葉が流行した時、私は勉強するのも
    その時にやろうと思ったらすべしと思っていました。
    勉強しているから安心することもあると思います。
    試験前なんか、緊張で眠れないときに体を仰向けにしてノートを見るだけでも
    安心感がありますし。
    安心感を生むというのは私の考え方ですが、なかなかそういう気持ちになれない
    のも現実問題としてあると思います。
    受験生なら差し迫った試験のために、勉強しないと…と思いに駆られ集中力を維持
    できますが、そうでない場合、気の緩みから、どうしても机から遠ざりがちになる
    ものです。
    特に大学生になった嬉しさから、弾けすぎて初っ端から留年の危機なんか、
    医療関係学部では笑えないことです。
    低学年のうちから、勉強するという意識を身に着けておかないと後から苦労する
    ことになります。
    少し話がそれましたが、言いたいのは、勉強しようと思った時にこそ、そのチャンス
    を活かせないといけないということです。
    難しいかもしれませんが、できないと諦めるのではなく、どうしたら気持ちを向かわせ
    られるかを考えてみるのも、いいと思います。
    このコメントが誰かの気持ちにより添えられれば幸いです。