日々、医療への不満が止まらない、しゅがあです(笑)
不満ばっかり言ってもしょーがないので、これまで考えてきた集大成というか、これっきゃないだろ!という自称・革新的な策を書いていこうかな、と。
目次
マイナンバーは世界を変える
皆さん、ご存じマイナンバー制度。
2016年1月からはじまった制度です。
お勤めされている方は、会社に提出したことを覚えているでしょうか?
何のために使われるのかな~なんてあんまり興味のない方も多いと思います。
税制関係の取り締まりが強化されて、副業されている方なんかはちょっと困ったぞ!?なんていうケースもあったかもしれませんね。
でも、今のところ普通に生活している分には、あんまりマイナンバーの恩恵って感じないと思うんですよ。
なので、これからバシバシこのマイナンバーってやつを使っていきましょうぜってことで、今回の本題です。
マイナンバーでセルフメディケーションを鬼のように進める
マイナンバーとセルフメディケーション??
何の関係があるん!?って思った、そこのあなた!!
これ、めちゃめちゃ関係あるんです。
ていうか、組み合わせることで抜け目のないセルフメディケーションが完成できるんです!
順を追って説明していきますぜ!
①セルフメディケーションを進めるにはどうしたらいい?
はっきり言いましょう。
セルフメディケーション税制なんかで受診は減らん!
そもそも保険使ったら最高3割負担、人によっては1割負担、もしくはタダなんですよ!
それも診察も受けて検査もしてもらえて!
薬局とかドラッグストア(DS)お薬買ったら100%負担でっせ!
病院でシップもらったら湿布70枚で数百円、しかも飲み薬付き!
これ、ドラッグストアで買ったらシップ7枚1000円でっせ!?
まずはこのバカみたいな「格差」をなんとかせんといかんでしょう。
そう、当たり前のようにセルフメディケーションにも「保険」を適用すればいいんです。
国もそうしたいんだよね?
だからこんな制度つくったんだよねっ!
直接DSや薬局に行っても、同じ効果のある薬を、同じ値段で買えるなら・・・
結構な人が受診しなくなるんじゃないですか?笑
風邪薬、整形外科の痛み止め、花粉症の薬とかはセルフで治したい、何時間も待って受診したくないよ!って人も結構多いですよね。
それで、いらん抗生剤とかを処方されるんなら、ささっとつらい症状を抑える薬を薬局で選んでもらって買っていったほうが、お互いのためなのでは?
はい、ちょっと脱線しましたが(笑
セルフメディケーションに保険を適用すれば、病院受診⇒調剤薬局のコンボで生じる「医療マージン」を削減できるよっていう話でした。
「無駄」をなくすには
現状、クリニックが医療の窓口になっているところを、ドラッグストアや薬局の窓口にしていきましょうってことなんです。
これは、僕の意見ではなくて、お国がそういっているんですよね。
それをどう進めていくかってことで、ふわふわした理想論じゃなくて、もっと「実利的な話」をしていきましょうと主張したいんです。
薬局で相談しやすい雰囲気をつくりましょうとか、そういうふわっとした話じゃなくて(笑)
多くの患者さんが、なぜ一番最初にDSや薬局にくるの?ってことを考えれば、早く薬をもらって症状を楽にしたいからくるわけですよ。
それに「お話だけ」っていう方が薬局にたくさん来たら、薬局は確実につぶれますからね。冗談抜きにして・・・。
その辺がどうもピンときていないようなのでひじょ~に困る。
こちとらボランティアではない、仕事なんですよ。
しっかりと対応して、しっかりと報酬をもらわないと薬局もDSも運営できませんから。
じゃあ、その分を患者さんに負担してもらうのか?っていったら?
それは難しいですよね。
だから、今ある保険予算の偏りをなんとか無くして、どう効率的に運用していくのか?ってのが大切になってきます。
だから、「受診(診察料)⇒薬局(調剤料)」という医療費の発生プロセスの内、不必要な方については「薬局・DS(薬料金・相談料)」というシンプルな体系にしていきましょうと。
で、その誘導に必要なのは「受診するよりちゃんと相談できて安いし、早いじゃん!」っていう分かりやすいメリットの提示なんです。
これなくして、絶対にセルフメディケーションは推進されないでしょう。
②保険導入して生じる問題は?
薬局やDSで保険を使って薬が買えるようになり、不要な受診と医療費が削減できそうだな・・・、となったとき他に何か問題は起こらないか?
考えたのは大きく分けて次の3つ。
①過量服用や重複購入の問題
②転売の問題
③受診遅れの問題
自己判断に任せると必ず決まりを守らない人はでてくるものです。
最近、あちこち転売も問題になっています。保険を使って医薬品を安く購入して、転売して儲けようという輩もでてくるかもしれません。
この①と②の問題を解消するために、いよいよマイナンバーの登場です。
もうこれはアメリカでも導入されているし、いずれは日本でもそうなるとは思うんですが、医療情報IT化の推進です。
つまり、「いつ病院を受診して、何の薬を処方されたのか?」「いつ、どこで何の薬を買ったのか?」が一元管理されるようになる。というか、していくべきなんです。
そうすることで、各段に今の医療の質も高まるし、①や②の問題も必然的に解消されるんです。
保険が適用されるわけだから、当然、それぞれの薬の服用期間や購入可能数も設定されます。
薬を保険で購入する場合には、マイナンバーカードと保険証を提示して、それらの条件に該当する場合のみ購入可能となるわけです。
もちろん通常の用法以外で服用していた場合には、過量服用や何らかの悪用(転売含む)は明確に分かります。
たとえばお薬を紛失した場合は?
それは全額自費!!これは今の医療制度と変わりません。
③の受診遅れという問題はどうか?
実際には、今までも受診しない人はしないし、病院が嫌いな人は放置しているし、状況はあまり変わらないんではないかと思いますね。
逆に薬局やDSに行って、簡単なトリアージをしてもらって、受診を勧められることで助かるというケースもでてくるでしょう。
もし、そこの質を高めるのなら「セルフメディケーション保険取扱薬剤師」とかを作って、担保していけばいいんではないでしょうか?
てか、そもそもそこが信用できない薬剤師国家資格ってなんなんだっていう話ですけど(笑)
③マイナンバー医療制度の効果
これまでは、いかに医療費を抑えて、いわゆる無駄な受診を抑えていくか、という話でした。
ただ、途中軽く触れましたが、その過程でつくられる「マイナンバー医療制度(仮名)」というのがすごく大切だと思うわけです。
こんな記事も書いたことがありましたが、もっと抜け目なく安全で効率的な医療をしていくうえでこれは必須なんです。
身体全体の不調を診てくれる元来の「かかりつけ医」が減り、心臓なら循環器、不眠なら精神科、膝の痛みなら整形外科なんて、病院をたらいまわしにされる方がたくさんいらっしゃいます。
自分の領域以外は他の専門医におまかせ!、薬はウチで出しているものしか把握してませんよ!みたいな先生も多くなるなかで、非常に危険なリスクはあちこちに転がっています。
正直、薬局で抜け目なくフォローできるかといわれれば、難しい面もあると思いますし、放置されて困るのは患者さんです。
この問題を解決できるのは医療システムであり、ここまで技術が進歩したなかで人力でなんとかしようというのは非常にもったいない。
人間が問題を探すのではなく、問題を評価して解決していく方に力を注げるようにしなくては、限られた人的ソースで目指すべき医療は実現できないはずです。
マイナンバーで医薬品の購入、受診歴、検査結果、処方歴など一元管理することで、適切な用量確認、重複投与の回避、危険な薬物相互作用の防止など様々なことが効率的に実施できます。
受診が遅れていたり、服用状況が悪化した場合には、自動的に医療機関に連絡がいって受診勧告につなげたり、あるいは孤独死を未然に防いだりできるかもしれません。
仮に、セルフメディケーション保険が実施された際には、その患者個人の医療履歴が包括的に確認でき、適正かつ安全に運用するための鍵になります。
こうしてみると、医療とマイナンバー制度ってすごく相性がいいんですよね。
これは、ぜひとも活かしてもらいたい!!
ということで、今回の記事はここまでです。
ぜひ他の方の意見も聴いてみたい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様のご意見、ご感想お待ちしております!
コメント
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しゅがあさんへ。
お久しぶりです。
猫好きです。
医療への不満が爆発した形になっていると感じ、それだけ精神的によくない状態で
おられたのだと、お察しします。
ただ、一つ言えるのは、私自身みたいに「健康が服を着てあるいている」ぐらい
に言われている人間がより多くなる必要があるのではないかと思っています。
どうしてかというと、私は、自分で治せるだけの免疫系(抵抗力)を持ち合わせて
いるからです。
ほとんどの場合、小さなお子さんを持つお母さん方の多くは、小児科に助けを求めているのがほとんどです。確かに、熱性痙攣のように、様子見だけでは不十分である症例も
あり、一概に、自分で治せとは言い切れないと感じています。
しかしながら、多くの場合、必要以上に薬を飲んでいれば治るという、考えしかもたない、休養もほとんど取らない患者さんも存在します。
私は、そういう患者さんが、増える原因の温床に、セルフメディケーション税制と、
マイナンバー制度はなってしまうのではないかと思っています。
誤ったセルフメディケーションがもとで、患者さんがなくなる可能性も秘めているのではないかと感じています。
その一方で、人材育成も中途半端な感じをぬぐえていない状態で、医療費を必要以上に
削減するのは、間違っているとも思います。
しゅがあさんは、そういう視点で考えたことありますか。
また、よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
>多くの場合、必要以上に薬を飲んでいれば治るという、考えしかもたない、休養もほとんど取らない患者さんも存在します。
これについては、現状そういう状態であって、制度云々という問題ではないと僕は思います。
そして、医療機関でも十分に相談できていないという現状から、新たな「場」として薬局やDSも利用されればと考えています。
>誤ったセルフメディケーションがもとで、患者さんがなくなる可能性も秘めているのではないかと感じています。
それを予防するためにマイナンバーで管理すればよいという提案です。
何をどのくらいの期間飲んで、症状はどうなのか?
適用期間を決め、それ以上の保険購入はできないようにする。そうすれば必然的に受診誘導にもつながります。
誤ったセルフメディケーションと同等か、それ以上に誤った医療や過度な医療もあるではないでしょうか?
>人材育成も中途半端な感じをぬぐえていない状態で、医療費を必要以上に削減するのは、間違っているとも思います。
必要以上に削減というか、かなり切羽詰まっているという状況なんですよね。
だから、国としても薬局叩きやよくわからない税制を作ったりしているんだと思います。
だからこそ、抜本的な改革が必要で「理想」とか「目標」などと言っている場合ではもはやないでしょうと。
明確な誘導とそれに伴う効率的な業務配分をしていかなくてはいけないのでは?という提案でした。
こめんと有難うございます。
国も現場を知らない状態で医療潰しをしているところもあったのも医療費の改悪によるものでした。正直なところ、きちんとした認識がなされていないのではないかと思います。
医療は患者さんの生活支援をしていくための手段に過ぎないと薬局でお世話になった管理薬剤師の先生が言われており、その通りだなと感じました。
ただ、そういう認識で医療に取り組まれている医療機関がどれぐらいなのでしょうか。
私は、ほとんどない、あってもごく少数派であると思います。
薬剤師がセルフメディケーションにおいて求められるのは、本当にそのOTCが患者さんに
必要なものなのか、本当に抗菌剤が投与されるべき症例なのかを、瞬時に見極める能力ではないかと思うのです。
その能力を駆使してこそ、本当に国民の健康を守ることができるのではないかと感じます。必要以上に、薬に頼る・医師への受診をなくすことができるように、的確な察知能力を鍛えていくことの重要性をきちんと知る。それをいかに身に着けるのかを考えていくべきではないかと思います。