時給4800円のお仕事体験

これは、私が時給4800円で働いたときの実際のお話です。

人生はなんでも経験してみないと!

失敗してもネタになるかな~と思って突っ込んでいったんですが、その結末は果たして・・・。

高額求人がふと目にとまる。

ちょうど2015年の秋くらい。

『石の上にも三年』

新しいことに挑戦してみたいと思っていた私は三年務めた会社を離れました。

派遣薬剤師やってみたいなぁって以前から思ってはいたんですね。

派遣って話には聞いたことあるけど、実際どうなんだろうなぁ。

漠然としたイメージしかなかったのですが、ネットには山のように求人がでています。

まぁ、とりあえずちょいと見てみるか。

そのなかで、ひと際目立っていた求人。

「時給4,800円 …!?」

これはすごい。。。

ざっと単純計算で1日4,800円×8時間=38,400円!

月22日入ったら、38,400円×22日=844,800円!!

3か月で844,800円×3か月=約250万!!!

これ、単純にすごいなーと。

まぁ、医師なら若手でもこのくらいもらっているわけですが、薬剤師だとエリアマネージャーくらいに出世しないと難しい金額です。

それが、ただの一般薬剤師の派遣に払うってどんな職場やねん!!って、率直に思ったわけです。

これは聞いてみないと実態がまったく分からないなと思い、早速その求人に応募してみました。

すると、しばらくして電話がかかってきました。

「ご登録ありがとうございます」から始まり、早速応募した求人のお話を聞いてみる。

距離は家から50kmくらいの薬局。

う~ん、微妙 (笑)。

車で通えなくはないかなぁ。

なんとか我慢できるから、あとは内容。

(正直、こういう紹介って「悪いこと」はあまり教えてもらえないっていうし。基本的な情報は教えてもらって、あとは実際に働いてみないと分からんよね!くらいに考えてました。)

でも、電話で話していたら、何やらそんなに怪しい感じではない。

病院前で処方せんは1日60~90枚くらい。

常勤:新卒薬剤師1人、薬局長1人

応援:他店から1人

の薬剤師3名体制とのこと。

採用条件としては「即戦力」を求めていて、お仕事は忙しいかもしれませんと。(それはどこにいっても当然です!)

高時給の理由としては、新人さんでは業務を回すのはキツイ。応援も毎日もらうのは難しいんだろうなっていう感じ。

あとは、薬局の場所が比較的、いや、けっこうな「田舎」だということ。

薬剤師を募集しても、なかなか常勤は見つからないやろうなという場所ではあった。

最後に求人の「緊急性」。早く補填しないとエリア全体に負担がかかるという状況なんだろう。(地方の薬局ではありがちな状況)

こんな感じの聞き取りと予想をして、なんとなくこれはいけるんじゃないか~?と感じ、この薬局で働いてみることにしました。

時給4800円にビビる!(汗

とはいえ・・・

いきなり、こんな高給なお仕事。

ぜったい、何か裏があるって思うじゃないですか。

なので、週5日でのフル出勤はこわいな〜。

もしいじめられても、週4なら耐えられるかも!?という謎の理論を展開して(笑)、「週4でお願いできないでしょうか・・・?」って交渉してみました。

担当者から「ちょっと確認してみます」とのお返事。

結果は・・・

週4でもOKですとのこと!!

週1回は他店舗から応援をもらうということになりました。

ふぅ。これで一安心。

正式に紹介をもらい、履歴書など書類を用意して、いざ薬局へ!

そして、出勤前日・・・

ちょっと緊張しながら、電話をしました。(鬼にような怖い薬局長が登場するのか・・・!?)

いざ緊張の瞬間!

めっちゃ優しいし感じいいやん!

初出勤。

実際にお会いしてみて、これまた感じがいい!

スタッフの方々もスムーズに業務に取り組んでおられ、これまた素晴らしい。

なんといい職場!

実際に働いてみて

正直なところ、決してキツいなというお仕事ではなかったです。

派遣なので投薬(服薬指導)中心のお仕事でしたが、平均で1日30~50人くらいの担当でした。(少ないと20人くらいだったかな?)

忙しい時期ではなかったのもありますが、やることないかな~って探す時間もあったくらい。

逆に申し訳なくて、積極的に掃除とか雑用なんかもお手伝い。

あと新人さんへの少しばかりのアドバイス。

何かお役に立たねば!なんて思いながら、過ごしていました^^

最後には5年勤めていた薬局長が、ちょうど転勤になるというタイミングで、2か月ちょっとしかいないのにみんなにつられて涙ぐむというイベントもあり(笑)

心配していたイジメもなく、無理な仕事を押しつけられるでもなく、非常にクリアでホワイトなお仕事でした。

終わる間際には、「契約期間延長」と「社員として就職」のお話をいただきましたが、次の勤務先が事前に決まっていたため、後ろ髪をひかれる思いでお断りしました(泣)

ざっくりでしたが、派遣中に特に大きなトラブルもなく、無事に派遣契約を満了!

ハイ、おもしろいオチはなし!!

いやぁ、優良企業すぎて…。

なにかトラブルやイジメられた~なんてエピソードの1つや2つあればネタにはなったのかもしれないのに。

が、しかし!

これはこれで、高額求人にビビって応募できていない方の後押しになるかと思います!

派遣は勉強になるし刺激にもなる!

調剤薬局ってすごい狭い職場ですよね。

同じ薬局に長い期間いると、気づいたらルーチンをひたすら繰り返してしてしまっている・・・なんていう方も少なくないのでは?

マンネリ化してしまうと、自分の成長って感じづらいし、新しい発想とか視点って得られにくくなっていきます。

もちろん自分なりに工夫して、仕事をおもしろくすることも大切。

でも、なかなか難しいなという時には、他の職場を覗いてみるのもすごく刺激になります。

いろんな処方や薬に触れられるのはもちろん、スタッフの動き方だとか、在庫管理の方法だとか、他の先生の指導法だとか、OTCの販売だとか、すごく勉強になるんですよね。

そこで業務のヒントをもらったり、今後の薬剤師人生を変えるキッカケになることもあります。

もし派遣のお仕事に興味のある方がいたら、ぜひ積極的に挑戦してもらえたらなって思います。

※ただし、新人さんはある程度の実務経験を積んでからの挑戦をおすすめします!

きっと新しい視点や道がみえてくるはずです。

同じ頑張るなら高額求人を探しては?

最近、実感するようになってきたのは『時は金なり』ということ。

働く理由は、人それぞれです。

・仕事で自分の目標を達成したい

・人の役に立ちたい

・生活費を稼いで家族を養っていく

・欲しいものを買うため

1つではなく、いろんな理由から働いているはずです。

いずれにしても、大切なことは「人生(時間)を削って働いている」ということです。

よく考えてみてほしいのです。

「時給」ってなんだろう?

これは、「1時間」という私たちの残された大切な人生を、その金額で売っているということです。

綺麗ごとはなしにして、お金は大切なものだし、同じ1時間と交換するなら高いに越したことはないはずです。

世界的にみても、日本人はお金に対してネガティブなイメージをもっている国民らしいです。

謙虚であることは素晴らしいことですが、もう少し冷静にお金のことについて考えていくべきだと思うんです。

高いお給料をもらったって悪いわけじゃないし、その分しっかりと貢献してやるぞ!って気持ちで仕事をすれば、きっと有意義な時間となるはずです。

そして、頂いたお金は「意味のある」使い方をすればいい。

たとえば、自分に投資して知識や経験に変えて、より社会に貢献できる人間になっていけばいい。

そういう視点でみれば、なんとなく尻込みしてしまっている方もポジティブに考えられるかなって思います。

悩んでいるならまず行動。そのほうが後悔しません。

P.S.

いい案件を探すのにどこに相談すればいいか分からない!という方は、派遣の専門紹介をやっているファルマスタッフさんがおすすめです。

ここは派遣に強くて、わざわざ各地域別の高額求人の専用ページも用意されているから便利。

すべての職場に直接訪問してヒアリングをしてくれているので、職場の状況を具体的に教えてくれるので地雷を踏む危険も少ないです。

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