先日、『ヘリウムホットスポット』を紹介する記事を書きました。
記事を書いたその日から、次々とご登録をいただいています。
「自宅のネット環境を使うだけ」という、とてもシンプルなものだったので「投資なんて面倒!損をするのがこわい!」という方もぜひ見てみてください。
その反響から、やはり皆さんもお金について真剣に考えているんだなぁ・・・と改めて感じました。
なので、今回は僕が学んできた「資産形成」にまつわる話をまとめていきます!
なんで学校では1ミリも教えてくれないんだろう。。。
情弱をたくさん生み出して、税金だけ搾り取ろうとしてるに違いない!と思わざるを得ません(笑
学生さんも社会人になる前に、このお話を頭に入れておいたら絶対いいことあります。(自分も当時に聞きたかった〜泣)
目次
給料にはこだわる
まず、とても当たり前のことなんですが、資産形成の「元」になるのは日々のお給料です。
何かの事業をするにも、投資をするにも、元のお金をつくることが始まりです。
サラリーマンであれば、その大きな土台になるのがお給料です。
たとえば年収450万円、600万円で就職した2人がいたとしましょう。
日々の生活を同じ水準で過ごしたとして、生活費を年間300万円とすれば、それぞれの貯金額は150万円と300万円です。(話をシンプルにするため税金は考慮しません)
5年後の貯金額は、750万円と1500万円、10年後になると1500万円と3000万円です。
ここでのポイントは、給料が高くても生活水準を変えないということです。稼いだ分だけ使っていたら、給料が高くてもこの「差」が生まれません。
しかし、これは単純に貯金した場合の話です。
資産運用をコツコツしていき10年後に元金の1.5倍になったとしましょう。
そしたら2250万円、4500万円、その差は2250万円です。
これほど変わってくるんです。
日々のお給料の差が後々これほど大きなものになるのです。
資産形成をしたければ割り切ることも必要である
これは10年以上働いた本音なのですが、やりがいというのは環境から与えてもらうものではありません。
やりがいを求めてお給料の安い会社に就職してみる。(自分も最初はこっちを選びました^^;)
もちろん明確な目的があるのなら間違いではありません。
しかし、資産形成という目的からみたら、かなり不利で遠回りであると言わざるを得ません。
確実に資産形成をしていきたいなら、年収450万円のところではなく、600万円のところを選んでください。
10年後の差は2000万円以上になります。
ふるさと納税をやってみる
これは資産形成ではないんですが、税金の勉強を始めるよいきっかけにはなるとは思います。
単純に言えば、ふるさと納税=「返礼品」をタダでもらえる、だけです。
税金をただ納めるのがもったいないから、どうせ納めるなら返礼品もらっちゃお、くらいなものです。
とはいっても、いろんな返礼品があって単純に選ぶのが楽しいというのもあるので、所得税や住民税の勉強もあわせてやってみるといいと思います。
誰がなんと言おうと積み立てろ
お金増やそうと思って、まず思いつくのが投資だと思うんです。
自分で何かの株や仮想通貨を選んで投資をはじめる。
もちろんビギナーズラックもありますが、ほぼ失敗すると思います。
なぜなら売り時が分からないからです。
投資で利益を出すには、買ったものをどこかで売らないといけません。(利益確定(通称:利確)といいます)
99%の初心者はこれができません。そして相場は波ですから、一時的に含み益がでてもそのうち下がって損をします。
積立NISAが基本
投資を始めようと思ったら「相場を見なくていい、考えなくていい、売らなくていい」の3拍子そろったインデックス積立(S&P500が鉄板)を迷わず選びましょう。
リーマンショックがあろうが、コロナがあろうと最終的には上昇しています。
一時的にはマイナスになろうと最後は勝てるのが積立の最大の武器です。
調べると色々でてきますが、これまでも、そしてこれからも世界経済は米国中心で回っていきます。
最もリスクが低くてリターンがいいです。
楽天証券で、楽天カードを使って上限いっぱい積立NISA(年間40万円)してください。おまけに楽天ポイントもつきます!
通常、株の利益には20%の税金がかかるんですが、積立NISAの場合には20年非課税となります。
元金:40万円×20年=800万円
1.5倍になっていたとして1200万円、利益は400万円です。
売った時に本来なら税金で80万円引かれるんですが、それがかからないのが積立NISAです。
iDeCoは強力だが人を選ぶ
iDeCoも強力な節税効果と老後の資産形成に役立ちます。
まず積立NISAにはない、節税効果がでかいです!
iDeCoに投資した金額(会社員は上限27.6万)は控除されます。
会社員の例なら1年で8万円強の節税。
これはやばいです。iDeCoをやるだけで年間8万円もらえるということです。
実質27.6万円分の投資を19.3万円でできますよってことですよね。
これはすごいことです。
ただデメリットが60歳になるまで引き出せません。
60歳まで開けられない『増える500円貯金箱』ですね笑
もともと老後の2000万問題を解決するための制度なので、こういう制約なんですよね。
これをどうとるか、ですね。
新卒(24歳)から60歳までずっと会社員だったとして投資額993.6万円、これまでの株価推移から1.5倍にはなっていくとして、1500万円ほどになります。273万円キャッシュバック付き。
定年まで地道に会社員をやっていき、60歳以上まで生きる予定の人は、迷うことなく始めるべきですよね〜。
こうしてみるとiDeCoすごいなぁと改めて思いますね。
節税効果だけでかなりでかい…
退職後や老後の生活を早くから真剣に考える人は間違いなく始めるべきです。
いきなり全力投球はするな
積立NISAもiDeCoも上限いっぱい、まだ余力があって積極的に投資をして増やしたいという方は、次のステージです。
いよいよ「相場」という荒海に繰り出します。
まずはじめに言っておきます!
プライベートを楽しみたい。仕事が楽しいから集中したい。平穏な日々を過ごしたい。
※そんな方は、この荒海への船出は全くおすすめしません。
初めの頃は相当メンタルをやられます。(理由は始めればすぐに分かるはずです)
黙って積立NISAとiDeCoをやって放置しておきましょう。
心がボロボロになろうと、プライベートを犠牲にしても、チャンスを掴みたいんだ!という冒険者は、僕が止めても手作りのボロボロ船できっと出航してしまうことでしょう。
そんな人のために老婆心ながら、少しだけお伝えしておきます。
なんでも準備運動と練習が必要です
投資を始めたときに陥りがちな失敗に「いきなり全力投球」してしまう、というのがあります。
これは2パターンあります。
①初めての投資でたまたまお金が増えて、相場が高いところで調子に乗って全財産入れて死ぬ(もちろん損切りという概念はない)
②初めての投資でお金が減っていくのでムキになって追加でお金をどんどん入れる。これはギャンブル好きに多いパターンですね。
これを絶対にやめてください。
大切なのは少額からはじめて「ひと呼吸おく」ということです。
買っても、負けても、初めての場合には一定期間相場を眺める。
じっとしていられない人の場合には「少額」で練習を続けることです。
で、この荒海では絶対に大きな損をすることがあります。
その初めての大損で全力投球をしていた場合、経済的にも精神的にも再起不能になる可能性もあります。
なので、貯金の10%くらいをガチャガチャやってみて、いろいろ学んでください。
僕の経験から得た大事な教訓があります。
「少額で増やせなかったら、高額でも絶対に増やせない」
なんとなく負けていると新しい資金を追加したくなったり、負けている銘柄を損切りせずに新しい銘柄をどんどん買いたくなってしまうものです。
でも、それは負けパターンです。
勝ててないのに、新しい資金を入れても、負ける金額が大きくなっていくだけです。
10万円を15万円にできて、それを30万円にできない人は、仮に1000万円入れても増やせないです。
金額が多くなれば心理的負担も段違いに増えます。
毎日数十万、数百万円が増えたり、減ったりを繰り返します。
時には資産が半分になったりします。
それで普段の仕事を安心して取り組めますか?っていう話です。
おそらくふつうの教育を受けてきた人が、この心理的負担に勝つことはできないでしょう。
だから準備運動しましょうということです。
少額からはじめて投資センスを磨いていきましょう。
まとめ
とても長くなりましたが、具体的な話をしようとすると本当にキリがないので、アウトラインの大事なところをお伝えしてきました。
お金ってすごく大事なものだし、正直嫌いな人はいないと思うんです。
それなのに、学校の勉強でも、社会にでた後も誰も教えてくれません。
なので、熱く語らせていただきました笑
薬剤師って初任給が高い分(昇級は難しいですが^^;)、早くから資産形成をしやすい職業だと思うんですよね。
こんな話を学生のうちから理解して、社会にでていたらマジで強いよなぁと思います。
手前味噌かもしれませんが、この記事を読んでくれた学生さんラッキーですよ!笑
では、最後までお読みいただきありがとうございました!
P.S.
しつこいようですが、前の記事で紹介した『ヘリウムホットスポット』はこれからすごく将来性がある話だと思うので、ぜひチェックしてくださいね!