「塩酸塩」って塩酸?体に悪いんでしょ!?

tiger

こういう質問がきました。
やぶからスティック。
まさにその通りでした。

このおばちゃんは、
ある友達から相談されたらしいのです。

「薬の説明書を読んでいたら
塩酸っていうのが書いてあって、
これって体に悪いやつだよね!?」と。

そんな質問を患者さんの
口からきける日がくるとは。

なんとか伝えようと頑張りました。
そしてこういうのに興味もってもらえると
うれしいものなのです。薬剤師は。

でも、いざ説明しようとすると
結構難しいんですよね。
何せ「共通言語」がない。

「塩」という字を、
「えん」と音読みで呼ぶことも
知らないでしょう。

なので、
なるべく「安全性」が伝わるように
努力しました。

結果、おばちゃんの口からは
「化学反応が起きて、安定するようになるのね!」
と、まあ科学的な言葉を発せられるようになりました。

この人タダモノではないな、と。
理解力がハンパない。

私は最終的に、
「塩(しお)と同じになるから
体にはまったく問題ないんです!」と熱く教えてあげました。

そのおばちゃんは、
「友達にも伝えておくよ!」
と満足そうに帰っていかれました。

こういうの今日はすごく多かったです。
今飲んでいる糖尿病の薬が
どんなものか知らないんだけど教えて!とか。

DPP4阻害薬、SU薬、α-GIについて
熱く語ってやりましたよ。

そのおじさんも、
「やっぱりきいてみるもんだね!」
と嬉しそうに薬局を後にされた。

これが、薬剤師の楽しみじゃん?
って思った一日でした。

皆さんならどう説明しますか?
あれば、ぜひコメントを!
ではまた~!

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