ついに、でましたね。
「正式製品版のプラセボ薬」
誰かがきっとやるだろう!と思っていましたが、本当に製品化するときがくるとは(驚
実はこれ、僕自身も最近になって感じていた新しい可能性だったので、心の中ではプラセボ製薬ありがとう!と言いたいです。
それでは、「プラセプラス」がもたらす本当の効果と輝く希望について考えていきましょう!
目次
プラセボ効果の最も分かりやすい「睡眠薬」
おそらく最も顕著に表れやすい分野の一つに「うつ病」や「不眠」といったものがあると思います。
まずは、実際に見てもらったほうが早いでしょう!
下の図は、製薬会社が公開している睡眠薬(ベルソムラ)とプラセボ薬に関する臨床試験データです。(MSDの企業HPより引用)
ちなみにベルソムラについて知りたい方はこちらへ
このグラフの見方は実に簡単です!
グレーの棒がプラセボ(=プラセプラス)、赤い棒が正真正銘、最新の睡眠薬であるベルソムラを表わしています。
各棒グラフの長さは、眠りに入るまでの時間が何分短くなったのか?(体感(笑))を表わしています。
いかがでしょう??
しっかりプラセボ効いているじゃん!!
どうみても効いています、ハイ。
効くんです。プラセボは。
そして、もちろん副作用はありません。と、思いきや、副作用はプラセボにもあるんです。逆にいうと、それがプラセボ効果っていうものの実体そのものですから。
つまり、本人が効くと思っていれば望む効果が発揮されるし、副作用を恐れて飲むと本当にその副作用がでてしまうんです。
こういう心理的な影響が特に大きいものが、うつ病であったり、不眠といったものです。これは感覚的に誰しも分かってもらえると思います。
では、こういった効果をどうやって社会に役立てるのか?
本人が納得して、信じて使う
アマゾンのレビューに、こんな感想を書いている方がいました。
試しに出勤前に数粒飲み込んでみましたが、なんとなく気合いというか、カラ元気のようなものが湧いてきた気がしないでもない(笑)
まさに、こういう使い方ですね。
一種のおまじない的な使い方。でも、これで気分が晴れやかになって、やる気も湧いてくるのならコスパは最強といえるでしょう。「セルフ栄養剤」とでもいえる使い方です。
でも、間違っても病院で処方されている薬を止めて、プラセプラス一個で代用!なんていう荒業はやめてくださいね。
血圧がぐんぐん上昇、血糖値もぐんぐん上昇してぶっ倒れてしまいますから!!
子どもと高齢者に使用すべき
僕が考える最も効果的なプラセプラスの使い方は、「プラセボと実薬の区別がつかない人」に使うという方法です。
これを満たす対象者が「こども」と「認知症の高齢者」だと思うのです。
例えば、こどもが薬に興味を示して飲みたがっている場合、当然なんらか「薬剤」は与えられないわけで、外観のそっくりなプラセプラスを与えるのです。
また、錠剤をはじめて飲むときには誰しも苦労するものです。そういうときにもプラセプラスで練習すればよいではないですか!
認知症の高齢者に
これは現場にいると少なからずあることなのですが
・頭痛が治らない
・眠れない
・痛みがとれない
こういった理由で薬に異常に執着するようになり、家族や介護者を困らせてしまう高齢者というのが非常に増えています。
さすがに、こういった認知症の患者さんでもラムネとカロナールの違いはきっと分かってしまうことでしょう。
でも、プラセプラスを頭痛薬だといって渡してしまえば、おそらく問題なく満足するでしょう。もちろん過量服用による薬学的な副作用がでる心配はありません。
家族もごねる患者に振り回されることなく、気兼ねなく実薬そっくりなプラセボ薬を飲ませることができるのです。しかも、効果が”科学的に”証明されています。
上記のような症状というのは、自覚症状といって自分自身で症状を感じることができるものばかりです。
これらの分野は「プラセボ効果」が最大限に発揮される領域です。
「薬をほしがる認知症患者」の介護で困っている方は、ぜひプラセプラスを試してみてはいかがでしょうか?
プラセプラスは、発想の転換がもたらした画期的な「薬」であり、いろんな可能性を秘めている、僕はそう思います。