【相談内容】
夏休みが始まって2週間が経過しました。
私は薬理学と生化学に苦手意識があるのですが、どういう風に勉強を
【私の回答】
このようなご相談をいただきました。
最近はちょくちょく勉強法
に関する質問もいただきます。
問い合わせフォームから
送っていただく方も多いのですが、
回答は基本的にシェアしていきます。
というのも、ネクファマの
コンセプトが「共有」と
「コミュニケーション」だからです。
一人の悩みは
みんなの悩みなんです。
私の考えは偏っているかもしれないし、
知識もほんの少ししかありません。
三人寄れば文殊の知恵っていいますよね。
いろんな人にみてもらい、
いろんな考えに触れて、
お互い成長していきたいですよね!
なので、ご質問いただく方、
そのあたりは
ご容赦いただきたいと思います。
はい、では本題です。
の前に、ですね。
ちょっと具体的な話よりも
もっと大切なことがあるので
お話したいと思います。偉そうに(笑)
つい先日も、ある質問を
いただいたんです。
内容としては、
「〇〇という設問を解いて提出しないといけません。
解答は〇〇です。解き方が分からないので教えてください。」
こんな感じ。
厳しい言葉になりますが、
こういう質問ばかりしていると、
そういう生き方になってしまいますよ。
小・中・高・大学と、
勉強ってずっと続くじゃないですか。
で、ですね。
人生で役に立つ内容って
どれだけあると感じますか?
私はほとんど忘れましたよ(笑
皆さんはどうですか?
じゃあ、なぜ勉強するんですか?
私自身のひとつの答えとしては、
「姿勢」を手に入れるため、
だと思います。
「姿勢」というのは、
物事への取り組み方や
自分で調べて解決する力、
論理的に考える力のことです。
そういう視点で考えていくと
上の質問はどのように変えればよいのでしょうか?
私は「分からないこと」は
全く悪いことではないと
思っています。
分からないのは
100%教える方の責任です。
でも、教えられる側の姿勢も
すごく大切だと思います。
私がはっきりと感じているのは、
分からないとか苦手という人の
質問の共通点は「抽象的」すぎるのです。
どこが分からないのか、
自分が分かっていない(笑。
そして、なんとなく苦手だと決めつけている。
なので、私がいつも教えるときに
お伝えしているのは、
「どこが分からないのかを具体的に言葉にする」
ということです。
どこまでが理解できて、
どこからが理解できないのか
をはっきりとさせることです。
これって、すごく重要ですよ。
もっと具体的に言うならば、
さっきの質問に戻りましょう。
「私はこの式を使うと思って、
ここまで数字を入れてみたんですが、
~計算過程を記載~
計算結果と解答が一致しないのです。
どこが間違っているのでしょうか?」
こういう質問になるはずなんです。
”問題を私の代わりに
解いてもらっていいですか?”
で、何のためになるんでしょうか。
たかが一つの設問で
ごちゃごちゃうるさいなぁって
思うかもしれません。
でも、設問たった1つに
そういう取り組み方をしている人が
人生に真剣に取り組めますか?
そして、勉強を頑張って
最後に残るのは、
暗記した内容ではありません。
そのプロセスで得た
考える方法であったり、
その後の生き方です。
すべて積み重ねなんですよ。
そして、すべて繋がっているんです。
せっかく私と関わりを
もってくれた方に向けてなので
かなり熱くなってます(笑
はい、とりあえず
このくらいにしておいて、
相談内容に入りますよー!
薬理学と生物化学
が苦手ということでしたね。
まず、話の流れから
お察しかもしれませんが、
質問の仕方が抽象的すぎます!
なぜ自分は苦手なんだろう?
どこから苦手なんだろう?
というのをまずは真剣に考えてみてください。
基本的に、人は
分かること、理解できること
を嫌いになったり、苦手になったりはしません。
つまるところ、
どこかで必ず躓いているはずです。
あとは、単純に暗記量が多すぎて嫌になっているか。
前者であれば、
その分からない部分を解決すれば
自然と好きな科目になり、頭にもすっと入ってくるでしょう。
暗記量の問題に関しては
以前の記事をご覧ください。
ヒントが書いてあるかもしれません。
⇒薬剤師国家試験のゴロ・語呂 Part.1
⇒薬剤師国家試験に落ちる人の5つの特徴
そして、当時は分からなかったんですが、
やっぱり大事なのは、
全体像をつかむということです。
大学の授業でよくありがち
なのが、いきなり細かいところを
最初からやっていくのです。
ゆえに、自分が今いったい
どこを勉強しているのか、さっぱり分からない!
⇒嫌になるという、あるあるパターンです。
それを回避するためにも、
休み時間シリーズなどで
楽しみながら予習しといた方がいいですよ~ということなのです。
そして、今どの部分を詳しく
やっているのか?ということを
照らし合わせるのです。
休み時間シリーズが大きな地図で
大学の講義がズームアップみたいな
イメージで!
というか、
もし大学に戻れたら、
私は絶対にこれやります。
そうすれば、
有意義な勉強ができたな~
ってちょっと後悔しています。
でも誰も教えてくれなかったので、
仕方ないですね(笑
あと、具体的な話でいうと、
薬理学はGタンパクと
神経伝達(アドレナレン(交感・副交感)、ドパミンとか)
を完璧にしておくことです。
あとは、
「スタチンと脂質の代謝」とか、
「抗がん剤とDNA」とかいくらでも繋げられるところ満載です^^
人の脳みその構造上
(シナプスの網の目構造)からも
知識をくっつけまくった方が覚えやすく残ります。
なので、この知識と
何か他に関連させることはできないか?
って常に考えてみてください。
そうすれば、好きな科目と
ちょっと苦手意識のある科目が
リンクしてきて楽しくなってきますよ!
はい、ちょっと長くなりましたー。
具体的な話をすると
延々を続くので、このあたりでお開きです。
もっと知りたい方は
松岡修造ばりに熱くコメントして
いただければと思います笑
専門的すぎる質問については、
一緒に考えますが、答えが出ない場合も
ありますので、ご了承ください^^;
ではまた!
コメント
初めて読ませていただきました。
来年国家試験を受ける5年薬学生です。先日模試がありましたが、順位も張り出されかなり下の方でメンタルもかなりヤられてしまいました。
効率の良い勉強法、1年後に向けて何から始めたらいいのか教えていただきたいです(´・_・`)
よろしくお願いします、
にやあさんへ
コメントありがとうございます^^
まずは、模試で間違ったところを徹底的に確認してください。
おそらく現時点で、できていない分野、ある程度できた分野というものがあるはずです。
暗記ものは直前からでもよい、という話もよく聞きますが、僕は全体的に理解していったほうがよいと思っています。なので苦手分野は早めにつぶしておくことです。また、総合点もとれるようになってくるので精神的にもいいかなと思います。
「効率的」ということであれば、まずは自分が間違った問題と、その周辺知識を埋めていくことです。
まだ時間はありますから、一歩ずつ頑張っていってください!
はじめまして。
現在実習中の5年生です。
薬局で実習中なのですが、先輩方に「5年生のうちは基礎(物化生)をしっかり勉強しておいたほうがいいよ」とアドバイスをいただきました。
でも、なにから手をつけていいかわかりません。
今までの模試やCBT、学校の定期テストは消去法と勘で乗り越えてきてしまいました。
Ⅰ期の実習も間もなく終わるのですが、実習の課題や実習の疲れで勉強できていません。
実習が終わった後でも、少しずつ勉強したいのですが、自分の頭の中が空っぽすぎて、どこから手をつけてよいかわかりません。(CBTの内容も危ういかもしれません)
ノートをまとめるべきではないと、他の記事で読んだのですがどうすればよいでしょう。
持っている参考書
・コアカリ重点ポイント集(全巻)
・レッツ!CBT(1・2・3)
・完全攻略ナビ国家試験96~100回
かなさん、はじめまして^^
ご相談をいただきありがとうございます。
どこから手をつけていいか分からない・・・。
それは困りましたね^^;
でも、どこからか手をつけていくしかないんです。すごく当たり前のことかもしれませんが。。。
では、どっから手をつければいいか?っていう話ですが、
・勉強のスタートは好きな教科から!
・ちょっと調子でてきたら、やりたくない教科の簡単なところに手をつける
・少し分かってきたな!?と思ったら、難しい問題へ
・あれっ?さっぱり分からんぞってなったら、それに関連する基礎事項の復習にもどる
っていう流れがオススメです。
そして、参考書は十分そろっているようなので、まずは国家試験を解いてみて、分からない事項を重点コアカリを使って調べるとかがいいかと思います。
内容が薄ければ、前年の青本とかを格安で買ってしまうのもいいですよ^^
解説のところはほぼ変わらないと思うので!
実習疲れますよね。
僕は正直無理する必要はないと思います。
平日は実習に集中して、休みになったら勉強するっていうスタイルがかなさんには合っている気がします。
あまり根詰めると頭にも入ってきませんからね笑
焦らず肩の力抜いていきましょう。
また、困ったら質問ください!応援してます^o^