【どんぐり式】副作用機序別分類について

どんぐり式×作用機序別分類

 参考図書は、
どんぐり式 薬局副作用学のススメ 「まず疑え」から始めよ (日経DI薬剤師「心得」帳)
からです。

【どんぐり式】とは、
本の著者である管野先生が
提唱している薬剤師のための方法論です。

薬剤師としてどのようにして
人の役に立てるのか?を考えている方は
是非一度読んでもらいたい本です。

今回はどんぐり式薬局副作用学の基本、
「副作用機序別分類」の考え方について
書いていきたいと思います。

まず、「副作用」と聞いてどのようなイメージをもちますか?
一般的には飲みすぎによるもの(オーバードース)
やアレルギーなどをイメージするかと思います。

でもはっきりと分類するというのは意外とやっていない。
どんぐり式では大きく3つに分けられています。

本を読めば分かるのですが、
「すべての薬剤師が使える方法論」
にするために敢えて3つという少ないカテゴリにしています。

その3つとはこれらを指します。

①薬理作用

②薬物毒性

③薬物過敏症

まず、①の薬理作用から。
日常的に最も頻度の高い副作用は、
この薬理作用によるものです。

例えば、血糖降下薬による低血糖、
降圧薬によるめまいや立ちくらみ、
抗菌薬による下痢や軟便などです。

これらは「薬理作用の過剰発現」によるものです。
一方、β遮断薬の中止による離脱症状
(症状悪化、心筋梗塞など)は「薬理作用が消失」
したことによるものです。

②の薬物毒性について。
体に入った薬は、肝臓で代謝されて体外に排泄
されるか、未変化体で薬効を保ちながら腎臓を通り、
尿中に排泄されるか、どちらかであることが多いです。

前者であれば肝へ代謝負担がかかり、
代謝物が臓器毒性を示す場合もあります。
後者であれば、活性のある薬物が通過するのだから、
当然腎臓や尿路に影響がでます。

例えば、アセトアミノフェンの肝毒性としての
急性薬物中毒やアミノグリコシド系抗菌薬による
腎毒性などがこれに当たります。

③の薬物過敏症(アレルギー)について。
副作用に対する医師の認識では、
「薬物アレルギーとそうでないもの分ける」
というのが多い意見だそうです。

理由は、「アレルギーであれば、薬はやめなければ
ならないが、そうでなければ続けられる」から。

確かにこの薬物アレルギーは他の副作用とは
発生機序やタイミングが異なります。

抗原抗体反応によるものであれば、
初回投与では起こらず、
2回目以降の投与で抗体と反応して起こります。

一方、初回投与で起こる薬物過敏症もあり、
造影剤によるショックやキシロカインショックなど
患者の特異体質によって起こります。

以上、どのカテゴリに属するかを
まずは大まかに把握することで
原因解明や対処の指針となるかもしれません。

具体的な内容については、
次回以降紹介していこうと思います。
では!

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