<主徴>
・くしゃみ
・水性鼻汁
・鼻閉
<タイプ>
◆通年性(ダニ・ハウスダストなど)
◆季節性(スギ花粉など)
もちろん、薬物療法は大切。
でもマスク、室内を清潔に保つは基本中の基本!
花粉の治療は、
飛散予測日の1~2週間前から服用開始
↓↓
5月上旬~下旬くらいまで服用を続けることがポイント
ちなみに、
ヒノキ花粉症はスギ花粉症の8割に合併
カモガヤ花粉症(イネ科)も合併していると
5月末まで治療が必要になることも・・・
ピーク時には
ステロイド点鼻を追加する!(ex.アラミスト点鼻液)
最近ではBA(バイオアベイラビリティー)
が低く安全に使用できるようになっている、
しかも1日1回でも効果があるものもある。
受験期のアレルギー対策 は?
特に眠気が重要ですね zZZ
そこで、やむを得ず抗ヒスをつかうのであれば、
アレグラ
⇒眠気や集中力、判断力を低下させる鎮静性が抗ヒスの中で最も低い
これが選択される可能性が高い。
症状が強く
プレドニン(ステロイド)を使うのであれば、
入試で緊張していることを見据えて、
「胃腸症状」を考慮し、ムコスタ(レバミピド)を併用することもあリ。
昔からある「セレスタミン」は
ステロイド+抗ヒス(第一世代)で
シッカリ症状は抑えられる。
しかし・・・
満月様顔貌、食欲増進といった副作用もあるため、
短期間すべき!もちろん、眠気も強い。
鼻閉(鼻づまり)を治療するには?
まずは原因から。
鼻粘膜の肥満細胞から放出されるロイコトリエンなどにより、鼻粘膜が膨張することにより起こる。
↓
つまり、抗ヒスだけでは効きにくい。
↓
抗ロイコトリエン薬が必要になる。
シングレア、キプレス、オノンなど
ただし効果がでるには
1週間程度かかるってこともポイント。
これも患者さんに説明できるといいですね^^
で、どうしてもという最終手段として使うのが、
血管を収縮させるα刺激薬です。
ex.プリビナ、ナベール
ただし、連用で、
難治性鼻閉 (><)の原因に。。。
使用は原則1週間以内に。
最後に小児に使う抗アレルギー薬についてちらっと。
用量は体重と年齢で決めるものがあるので、添付文書で確認を。
・錠剤は7歳から服用可能なものが多い。
・クラリチン、ジルテック、ザイザルは成人の半量で。
・ジルテック、ザイザルは成人1日1回、小児1日2回。
・抗ロイコトリエン薬で小児に使えるのはオノンドライシロップのみ。
・キプレス、シングレアはアレルギー性鼻炎の適応は15歳から。
とりあえず、浅~く触れてみました。
アレルギーもやりだすと深いですからね・・・
参考になれば!