「慢性便秘」のぽいんと。

ザ・すっきり!

便秘の定義は?
⇒「便通の回数が週3回未満、または毎日排便があっても残便感がある」
日本内科学会より
「便通が数日に1回程度かつ排便間隔が不規則で、便の水分含有量が低下している状態」
日本消化器病学会より

つまり。。。
明確なものはないそうだが、毎日排便がないといけない!という一般的な認識はちょっとズレている。
これを説明してあげるだけでも患者さんの安心につながる。

ちなみに食物は食べてから24~72時間後に便として排泄される。
だから毎日排便はなくても問題はないそうだ。

高齢者に多い弛緩性便秘

加齢に伴って、腸が便を押し出すのに必要な筋力が低下するため男女問わず起こることが多い。
腎機能に問題がなければ酸化マグネシウムなど緩徐なものから
⇒最初に少し多めに使用して効果を実感してもらうことがスムーズに治療を進めるコツ。

効果が弱い場合に+はラキソベロン(ピコスルファートNa)を就寝前に。
(センノシドよりも腹痛のSE少ない印象)

※急な便秘は大腸癌の可能性もあるため受診、検査を勧めることも大切。

若年者に多い便秘型IBS

IBSでは、腹痛や腹部不快感を伴った下痢や便秘を慢性的に繰り返す。
便秘の患者では腸が胃を圧迫するためか胸焼けも訴えるケースも少なくない。
⇒マグラックスに加えガスモチン、セレキノンなど消化管運動調節薬も併用
ストレスよるところも大きいため、メイラックスなどの抗不安薬も補助的に使用することもある。

内分泌疾患からくる症候性便秘

「排便回数が週に2回程度まで減った。最近身体がだるくて、疲れやすい。身体も冷える」を訴える女性。
こんな人をみかけたら、甲状腺機能低下症に起因する便秘かもしれない。
甲状腺ホルモンの低下により、腸の蠕動運動が弱まるためである。
検査の上、チラージン+ラキソベロンで治療開始となったケース。

この他に、糖尿病、パーキンソ病などでも起こりうる。
糖尿病では、神経障害から便秘を引き起こす。血糖コントロールの改善により、便秘も改善する場合もある。治療の際には腎機能低下に配慮。電解質異常を起こすリスクの低い乳酸菌製剤を2~3か月使い、効果がない場合は刺激性下剤へ。

美容師に多い?直腸性便秘

立ち仕事で排便を我慢しなくちゃ。。。
最近、週に一回くらいしか便意がない。。。
こういう便秘を直腸性便秘という。
便が下行結腸からS状結腸にたまり、直腸に到達すると。。。便意発動!
しかし。。。我慢しすぎると。。。
直腸・結腸反射が鈍くなり、便が腸にたまっても便意を感じなくなる。
さらに、
滞留した便の水分が吸収されカッチカチに。余計排便しにくくなる!

治療のスタートは、座薬や浣腸で刺激を与えて排便習慣をつけさせること。
新レシカルボンは直腸でCO2を発生させて穏やかに直腸を刺激してやる。効果は10~30分程度してからでてくる。

大事なのは薬だけなく生活指導が基本!

十分な睡眠と運動、規則正しい食事、特に朝食の習慣。
睡眠⇒副交感神経が優位でリラックスしているときに便は生成。自律神経が崩れると、弛緩性便秘、痙攣性便秘に。

「しゅがあ」の考え
「薬はあくまで補助で使うもの。個々の原因をみつけて改善するまでのサポート係」

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コメント

  1. より:

    授業で習った単語やキーワードが出てきていて、
    説明の仕方も丁寧なのでリアルタイムにリンクして
    どの記事をみても勉強になります。

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