今の時代に求められる「調べる力」と「判断する力」

s-kangaeru

こんにちは。

今日は、自分自身の経験といろいろな質問をいただくなかで感じたことについてお話したいと思います。

テーマは、「調べる力」と「判断する力」です。

調べる力

これからの時代は自分で調べて何とかする力があるか、ないか、で生きやすさがだいぶ変わってくるだろうなと感じることが多くなりました。

それには、やはり「インターネット」の普及をはずしては語れません。

つまり、結果からいってしまえば、ほとんどのことは自分で解決できるような時代になってきたということです。

こうやって、地味ながらも誰かにむかって発信をしていると、質問をいただく機会もでてきます。

もちろん、僕の記憶のなかにあって、正確にお応えできるものであればすぐに回答することはありますが、ほとんどは改めて「調べる」ということをしています。

だいたい、ブログにアップして回答するときには2~3時間程度は、下調べも含めやっているのですね。実のところ。

それは、自分自身の復習や興味というところもありますが、やはり真摯に回答したいという気持ちからやっているところもあります。

たとえ、一言の回答であっても、その背景にはかなり多くの情報や知識が含まれていることだってあります。

この世にはエントロピー増大則というのがあって、情報というのは放っておくと自然に増えていくものなのです。

つまり、情報をそぎ落として、分かりやすくするというのは、自然の法則に逆らうことであり、大変にエネルギーを使う作業なのです。だからこそ、そのような作業には「意味」があるのです。

少し脱線しましたが、つまり調べる力というのは、こーゆー能力のことをいうのですね。

で、本題にもどると、僕も調べるときにはネットが中心になっています。

ネットの情報が怪しいとか、信頼性にかける、とかいう意見はありますが、いまどき恥ずかしいのでそんなことは言わないようにしてください。

ネットの素晴らしいところは、すべての人に調べる手段と機会が平等に与えられているということです。

おそらく、普段私たちが考える疑問やトラブルに関しては、調べる方法さえ間違わなければ、ほとんど自分で解決できるような時代になってきたのです。

じゃあ、どうしたらそういう能力を手に入れられるのか?

「根性」と「慣れ」です。

根性という言葉はITの時代に似つかわしくないかもしれませんが、ほとんどの人は「根性」が足りない。というか、執着が足りないのではないでしょうか?

平等なネットで探して、ある人は答えをみつけ、ある人は答えをみつけられない、のだとしたら、それはおそらく根性が足りないのでしょう。

そして、根性があるからこそ、「慣れる」のです。

だれに向かってではないのですが、ぜひこの「調べる力」については、少し歯を食いしばって磨いていくべき力なのではないかな?と思いましたので、少し小言をいってみました。

もちろん、質問してくれてかまいませんよ。でも、最低2時間は自分で探してみてくださいね!

判断力

でも、調べる力だけでは如何ともしがたいのが、最後の「判断」の部分かもしれません。

調べると無数に情報が手に入ります。

ただ、情報は手に入ったものの処理がしきれないのであれば、それはかえって害になることさえあります。

何かの問題を解決するには、確からしいものを判断し、選択していく必要があります。

その最も簡単な方法は「比較」することです。

多数決の原理がいつも正しい結果を導くとはいえませんが、偶然に出会った1つの情報よりも、100の情報を見比べて、その共通点を抽出したもののほうが、信頼のある情報になることはなんとなく予想できます。

まずは、そうやって比べてみる。

あとは、一体だれが、どんな目的に残した情報なのか?ということをじっくりと考えてみる。

ここは具体例を出したほうが分かりやすいので、一つ例に出すと「テレビショッピング」がありますよね。

テレビショッピングは、短時間である商品を最大限に売るために構成、企画されたものです。

つまり、そのなかで得られる情報は、かなり偏っていて操作されたものであるという前提で見なくてはならないはずです。

それは、普段のネットで調べものをするときでも全く同じ意識をもっておく必要があります。

また、正しい判断ができない理由として、「経験」が足りないということがあるかもしれません。

正直な話、時間さえかければ、今の時代は誰だって知識レベルの「専門家」になることはできるのです。根性さえあれば(笑

書店にいけば、数えきれない専門書があるし(しかもレベル別に)、ネットサーフィンをすれば、だいたいの知識は網羅できます。

でも、すべての分野でそれができるほど時間がない、かもしれません。(時間の使い方を見直す余地は、誰にでもあると思いますが、、、)

そこで、必要とするのが専門家の経験と応用力なんですよね。

価値があるのは、この部分です。

というか、今の時代は知識なんて無料で手に入るものですから。

つまり、今の時代は「客観的なもの」から、より「主観的なもの」に人々の意識が移っていくのではないかと思うのです。

より人間味を求めている、といいかえてもよいかもしれませんね。

それが自分の問題解決に必要だと思うのであれば、活用することは意味のないことではないと思います。

だって、教授であろうが、医師であろうが1人の人間のいうことを信じるというのは、その情報を信じるというよりは、その人間を信じているといったほうがよいですからね。

なんでもかんでも自分で解決するのは、非効率的だし、危険を伴うこともあるかもしれませんから。

でも、その意識を常にもっておくことはこれからの時代を生きていくのに必要だと思うのです。

情報社会をうまく乗り切っていくために、いまの自分の「調べる力」「判断する力」をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それではまた。

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