ビットコインが医療を変える日がくる!?

先日、ビットコインが100万円まで値上がりしたニュースが流れました。

その名を耳にして、ちょっと気になっている人もいるでしょう。

今回はビットコインと今後の展望について、医療の視点も合わせてご紹介したいと思います。

ビットコインとは

Satoshi Nakamotoと名乗る人が発表した論文を元にして、ビットコインは2009年に誕生しました。

はじめはなんの価値もない、ただの「電子データ」でした。

ビットコインに初めて価値がついたのは2010年5月22日 。

ビットコイン10000枚とピザ2枚が交換されたのがはじまりです。

それから9年が経ち、ビットコインは1枚で車が買えるくらいにまでその価値をあげてきました。

持っている人はまだまだ少数で、中には詐欺だ!なんて思っている人もいるかもしれません。

新しい技術ゆえに、まだまだ先のハードルはありますが、未来を創っていく技術のひとつなので、ぜひこの機会に少しでも興味をもってくれると嬉しいです。

そもそもお金とは?

なぜただの電子データに100万円もの価格がついているのか?

そんな疑問をもつ人もいるかもしれません。

しかし、電子データに価値を見出すという感覚は、スマホに慣れ親しんだ若者であればそれほど違和感はないでしょう。

いまやスマホゲームは一大産業であり、その収益は数千億円にも及びます。

1ヶ月で数十万円をスマホゲームに費やした、なんて話もそれほど珍しい話ではありません。

スマホゲームはまさにただのデータですよね。

ゲームサービスが終了すれば、跡形もなく思い出とともに消えてしまいます。

それに数十万円、数百万円とつぎ込む時代になっています。

では、ビットコインはどうでしょう?

先日、ビッグカメラはビットコイン決済をいち早く取り入れて話題になりました。

ビットコインで冷蔵庫が変える時代になったのです。

もはや、形のない電子データと現実の商品が同等と価値をもつと人々は認識するようになったのです。

つまり「お金」の認識がここ数年で劇的に変化をしているのです。

そうはいっても、ほとんどの人が「お金」=「お札」を思い浮かべるでしょう。

ちなみに、1万円札の原価は20円だそうです。

では、なぜ1万円札が「1万円」の価値があるのでしょう?

皆がそう思い込んでいるから、です。

20円で作られた紙切れを1万円の価値があると、皆が共通して認識しているからです。

しかし、1万円札をジャングルに住む原住民族にみせたら?

バナナ1個とも交換してくれないでしょう。

彼らは、1万円札の紙切れに価値を認めていないからです。当然のことですよね。

どうでしょう?

少しだけお金 の認識が変わってきたでしょうか。

そして、巷ではいずれビットコイン1枚3000万円まで値をあげるという分析結果もあります。

その結果は、数年後に。

いやあ、楽しみですね!

ビットコインと医療はどうつながる?

ビットコインの歴史のお話はこのあたりにしておきましょう。

実は、ビットコインの基礎となる技術が非常に注目されてきているのです。

その名は「ブロックチェーン」

簡単にいえば、ある一定数のデータをまとめて1つの箱(ブロック)につめて、繋げていく(チェーン)技術です。

ビットコインであれば、「日本のAさんから、アメリカのBさんに1ビットコインが◯日◯時◯分に送られた」というデータを1つ1つ記録して繋げていきます。

そのデータの管理を同時に世界中で行っていくことで、保存性に優れ、改ざんの極めて困難な記録(データ)をつくることができるようになるのです。

この技術が通貨としての信頼につながっていて「非中央集権的(みんなで管理する)」とも呼ばれ、円やドルなど「国」に依存しない新たな通貨として注目されているのです。

ちょっと難しいですね笑

要は、

この技術を応用することで様々なデータ管理が可能となる、というのがミソなんです!

もし医療に応用すれば・・・

すでに様々な業界が、ブロックチェーン技術に注目し開発に取り組んでいます。

もちろん医療業界でも、現在進行形で各国で多くのプロジェクトが進んでいます。

例えば私が注目しているプロジェクトの一つがこちらです。

Medicalchain JP – 電子健康記録のためのブロックチェーン技術

メディカルチェーン:https://medicalchain.com/ja/

なんとなくイメージできたでしょうか?

カルテ情報・検査情報・薬歴情報・介護情報・現在のバイタル情報・・・

それらの患者データをリアルタイムでブロックチェーンで繋げたらどうなるでしょう?

一人の患者に対して行われたすべての治療や投薬、介護サービスなどが時系列に従い繋がっていくのです。

もちろん改ざん不可能な技術ですので、透明性のある治療歴が残ります。

こうなれば、今目指している他職種連携や地域包括医療などがより推進されていくと思いませんか?

様々なコストや手間がなくなり、非常にシームレスな医療が提供できるようになるでしょう。

プライバシー管理についても同時に開発がすすんでおり、情報漏洩などに関してはいずれクリアされるはずです。

これまですごくアナログで抜け目の多かった聞き取りや併用薬チェックや検査値モニタリングも、非常に効率的にかつ無駄のないサービスが提供できるようになると思います。

こんな革新的な技術がもうそこまできています。

ピンとくる人、こない人がいるかと思いますが、世界はどんどん進んでいきます。

医療業界も取り残されないようにしていきたいですね!

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コメント

  1. 猫好き より:

    お久しぶりです。投資をされていることに驚きました。
    私もいずれはそういう所に目を向けていきたいと思っています。
    その時はご教授頂けると嬉しいです。
    今は卒試に向けて、引いては国家試験に向けて頑張っていこうと思います。
    ブログも一旦休止する方向でやっていますが、また時間ができたときに頑張っていこうと思います。では。

    • しゅがあ より:

      猫好きさん

      おひさしぶりです。勉強はかどっていますか?

      投資はいろんな情報にアンテナを張るためのいい教材ですね。

      そして「未来」を考えていく過程でもあるので楽しいです。

      日本人はファイナンシャルリテラシーが低いっていわれるので、少しずつ勉強していこうと思います^^銀行に預けていても増えないですしね!

      また、お時間とご興味がでてきたらお声がけください^^

  2. 名無 より:

    投資されてたようですが、大丈夫でしたか??

    • しゅがあ より:

      ご心配ありがとうございます^^
      最近悪いニュースで世間をにぎわせていますね笑

      短期的には数倍単位で変動ありますが、
      2、3年先での浸透・安定化をみているので特に問題ないです^_^

      一応、新規の方には厳しい時期かなと思いまして、表立った紹介は抑えました。

      クレジットカードや携帯電話と同様、浸透した後には旨みは少ないことはいつの時代も同じです(笑

      • 名無 より:

        いえ、BTCそれ自体ではなく、コインチェックの話です。ともあれ、御無事そうでなによりです。
        旨みの多寡だけでなく、リスクとベネフィットも考えていきたいものですね。

        • しゅがあ より:

          すみません、もっと具体的なお話でしたか^^;

          コインチェックについては直接的な被害はありませんでしたが、長い目でみて割と楽観視しています。

          今年もブロックチェーン界隈は大きな変化がありそうですが、世界の変化を間近でみられそうで楽しみです^_^

          前のめりになり過ぎず見守りたいと思います。

  3. タマ より:

    どーも。お久しぶりです。

    最近ICO案件をみていたらメディカルチェーンをみてどこかでみたような・・・と思いしゅがあさんのブログを見返したらここで紹介されてましたねw

    先見性には感心させられました。

    規制やハッキング等ありますが今後の盛り上がりは私も期待してます(^^)

    • しゅがあ より:

      どーもーおひさしぶりです(^^)

      現状、なかなかお通夜という雰囲気ですが、2019、2020と見届けていきたいなーと思います笑

      実需と価値がどうシンクロしてくるのか、今後の動向に期待ですb