ステロイド外用薬の塗り方は?

では、実際にステロイド外用薬(軟膏やクリーム剤)を処方してもらった後、どのように塗ればいいのかについて説明したいと思います。

本来であれば病院や薬局でしっかりと指導を受けることが好ましいのですが、しっかりと説明を受けられなかった方やもう一度確認したいという方に読んでいただければと思います。

最近、一般的になっている塗る量の指標としては「FTU」というものがあります。
これはFinger-Tip Unitの頭文字をとって名付けられた単位です。
難しいように聞こえますが、1FTUが人差し指先の第一関節分です。
これが両手の手の平に塗る量に相当します。

つまり図で示すとこんな感じです。
(佐井クリニック:http://www.saiclinic.com/menu01/cat150/)より引用。
IFTU

ただし注意点があります!
日本の外用薬のチューブは小さいものが多いので、出てくる軟膏の量も少なくなっています。
具体的に1FTUがどのくらいになるかというと、
5gチューブ⇒0.2g
10gチューブ⇒0.3g
25gチューブ⇒0.5g
となります。

ステロイド外用薬のチューブは5gや10gのものが多いので、この感覚でいくと必要量の半分程度の量になってしまいます。
ですから、ご自身のもらった薬のチューブを確認いただき、何gのチューブなのかしっかり確認しておくことが必要です。

塗る量のイメージを言うと、
3FTUが片腕、6FTUで片足が目安です。
実際、これに従って使ってみると思いのほか量が多いなと感じるはずです。
でもそう思うくらいで実はちょうどいいのです。

いっぱい塗ったら、副作用が怖いんだけど。。。
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
しかり、実際はかなり多めに塗ったとしても、体内に吸収されて全身循環に移行する割合は極めて低いことが知られています。
つまり、飲み薬を服用した時と比較すると圧倒的に副作用のでる危険は少ないのです。

逆に塗り方が薄すぎると効果が十分に発揮されず炎症を長引かせてしまう原因になります。
しかし、擦り込むようにごしごし塗ってしまうと、肌への刺激となり炎症が悪化することもあるので、十分な量をとって軽く塗りのばすことが大切です。

次に塗る順番についてです。
たとえば保湿剤とステロイド軟膏の場合は?
ステロイド軟膏は皮疹のある部分にのみ塗るのが基本なので、先に保湿剤を広く塗り広げたあと、症状のひどいところにステロイド軟膏を塗っていきます。
一般的には、塗る面積の広い方から先!が基本です。

化粧などは症状がある間は避けてほしいところですが、どうしても必要な場合があるかと思います。化粧を後からやってしまうと、せっかく塗った外用薬が流れてしまったり、周りに広がって健康な肌を痛める危険があります。
ですから、最初に化粧を顔全体に行った後、症状のあるところに外用薬をその上から塗ってもらえればと思います。

最後は少し脱線してしまいましたが、意外とそういうところが疑問に思ったり困ったりするポイントだったりしますよね。
少しでもお役に立てれば幸いです。では!

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