「インスリン」の単位って?

インスリンの自己注射などは、一般的な薬の量を表す単位「mg」や「g」とではなく「~単位」を用います。

インスリンの注射は朝10単位、夜に8単位などと処方されます。
患者は目盛りをその数字に合わせて、ボタンを押しこみお腹などにその量を注入します。

では、この「単位」という量はどのようにして決められているのでしょうか?

それはインスリンが発見された当時にさかのぼります。
Banting氏とBest氏がインスリン発見当時に「ウサギに注射したとき、血糖値を45mg/dL(低血糖を起こし痙攣がでる値)以下にまで下げ得る最少量を1単位」としたことに由来しています。

その後、測定方法は多少変わってきているのですが、基本的な考え方に変化はなく、インスリンの生物学的な強さを国際的な基準して示しています。

こうしてみると残酷のように思われるかもしれませんが、皆さんが普段服用されている薬が発売されるまでには、本当に何百、何千という動物を用いた試験の成果だということを忘れてはなりません。

感謝して薬を上手に使用していくことが大切ですね。

<マメマメ知識>
インスリン製剤って国ごとに違うの?

インスリン治療は中断や用量の誤りによって命に関わる危険があるため、災害時や旅行中などにインスリンを調達することになってもできるだけ問題がないようになっています。

そのために国際的なルールがあり、インスリン製剤のすべてが1mLあたり100単位となっています。また言葉が違っても、いつもの製剤が分かるよう、外観に使用される色も国ごとに変えないようになっています。

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