丸山ワクチン=第4のがん治療?

丸山ワクチン×療法

現在のがん治療は大きく分けて3種類あります。

・手術(外科的な治療で癌を取り除く)
・化学療法(抗がん剤を使って癌の縮小を図る)
・放射線療法(放射線によるがん組を破壊する)

それぞれにデメリット・メリットがあり、患者さんのがんの種類や進行度を診断した上で選ばれていきます。

現在では多種多様な治療が開発されていますが、
がんによる死亡率は年々増加傾向にあります。
それに伴い、巷では民間療法や代替療法という怪しげな治療法も多く見受けられます。

特に注目されているのが
「免疫療法」と呼ばれるものです。

免疫療法とは、人間が外敵から
自分自身を守る防御機構である免疫の力を使って、
がんを封じ込めようとする治療法のことです。

もともと人のからだの中では
毎日のようにがん細胞の種は生まれています。
その原因として、紫外線などの放射線、たばこ、ストレスなど外部からの刺激、細胞分裂時のDNA複製ミスなど内部的な理由によるものなどがあります。

では、なぜ私たちががんに侵されることなく
健康な体を維持できているのでしょうか?
それは自分自身でがんを退治しているからです。

いわゆる病院で肺がんなどと診断された人は、
自分自身の免疫作用では治せないような状況になってしまったからです。

がん細胞と言えども、
もともとは自分自身の細胞ですから
体にとっては本来無害なものです。

ただし、がん細胞には「無限増殖性」
という特徴があり、がん組織はどんどん大きくなります。
その結果、周囲の臓器を圧迫・破壊し、正常な機能が失われることにより死に至るのです。

脱線しました、話は戻ります!
丸山ワクチンの考え方は、
基本的にはインフルエンザワクチンなどと同じです。

あらかじめワクチンを打つことで
免疫の力を強くしてあげることにより
がんと戦う力を体に与えようというものです。

丸山ワクチンは、
皮膚科医の丸山千里博士
(1901~1992年日本医科大学元学長)
によって皮膚結核の治療薬として開発されました。

正式にはSSM(Specific Substance MARUYAMA)
といって、ヒト型結核菌青山B株の熱水抽出物を精製したものです。

丸山博士が結核ワクチンを
がん治療へ応用しようと考えたきっかけは、
「肺結核やハンセン病の療養所では
がん患者がほとんどいない」ことに注目したことと言われています。

その後、博士は結核ワクチンによる
がん治療の研究に着手し、1976(昭和51)年には、
抗がん剤として厚生労働省に製造許可を申請しました。

しかし、臨床試験ではがんに対する効果は
認められなかったため申請は却下されてしました。

このような経緯から、
現在は医薬品として市場にはでておらず
保険治療としては認められていません。

しかし、すでに使用していた患者などからの
要望により、治験薬(有料)としての製造が認められ
現在に至っています。

丸山ワクチンは開発から半世紀以上を経て、
すでに約35万人が使用したとされていますから、
因果関係がはっきりしなくとも一定の効果を認められた例があるのでしょう。

がん領域ではなく、
皮膚科領域はさらに顕著な効果が認められた例があるようです。
これまで認められている丸山ワクチンの作用は次の3つです。

①白血球機能賦活作用と白血球増加作用

②コラーゲン増殖作用
(コラーゲンががん細胞を覆って増大しないようにする)

③細胞分裂に対する作用
(がん細胞が細胞分裂するために使われる酵素の活性を低下させる)

①の作用により、
丸山ワクチンは放射線療法による
白血球減少抑制剤「アンサー20」として認可を受けています。
また、副作用がほとんどないことも利点といわれています。

一方、丸山ワクチンは抗がん剤として
現在まで承認されていないことから、
効果を疑う声もまだ多くあります。

しっかりとした信頼できる臨床試験と論文報告が
行われていないことも、科学的根拠がない
といわれる理由のひとつです。

ただ、すでに認められているものだけが
正しいという考え方は、
選択肢を狭めてしまうことも考えられますし、
丸山ワクチンが特定のがんに強い効果をもつという可能性もあります。

※実際、病院で使われいる抗がん剤もすべてのがんに効果のあるものはありませんし、治療効果も決して高くはないのです。

丸山ワクチンやその他の免疫療法を
全面的に支持するわけではありませんが、
「選択肢のひとつ」として患者さんが
自らの意思で選び治療に望むというのは大切だと思います。

だって自分の人生ですから。
ひとつの可能性にかけて、
それでうまくいかなかったとしても納得できるはずです。

常に自分で物事を見極め、
判断できる教養と判断力をもちたいものです。
もちろんお医者さんの診断や治療方針に対して
信頼・納得した上で治療に専念することも大切です。

なお、丸山ワクチンの治療を受けるためには、
窓口になっている「日本医科大学附属病院ワクチン療法研究施設」(東京都文京区千駄木)での手続きが必要になります。

<参考までに>
丸山ワクチンオフィシャルサイト
http://vaccine.nms.ac.jp/

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