【一般向け記事】
今回は、座薬の使い方についての話です。
熱さましや吐き気止めなど、
飲み薬がまだ飲めない幼児や早く効果を発揮させたいときなどに重宝する薬ですね。
そして、一般的にやってしまいがちな座薬の入れ方があります。
入れたら出てこないように、指でおさえる!
これって意外にやっていませんか?
少なくとも、私が子どもだったときは、
母親はしっかりこの方法でやってました(笑
そして、余計に気張りたくなるという。。。
実は、この指で肛門を押さえつけるという行為は逆効果かもしれません。
理由は簡単です。
肛門を指で強く押さえつけることによる刺激で、排便が誘発されてしまうことがあるからです。
物理的に指で押さえつけている時はいいですが、指を離した瞬間に座薬がでてきてしまった。。。という経験がある親御さんはこのパターンかもしれません。
では、一回で成功させる正しい座薬の使い方について説明します。
すごく簡単です。
入れた後、こどもを立たせる
それだけです。
えっ!?って思う方がいるかもしれません。
立たせたら座薬が下に落ちてくるでしょ?と思うかもしれません。
大丈夫です!
立っていても、うんちが落ちてくるということはないですよね?
むしろ、人間は立っていると無意識におしりが締まって排便できないと思います。
しっかり肛門内に座薬が入ってしまえば、肛門括約筋という筋肉があるので重力で落ちてくるなんてことはありません。それよりも、おしりを刺激して排便が促されることで、座薬が外にでてきてしまうのですね。
座薬を入れたけど、気張ってすぐに出てきてしまうよ、という親御さんがいたら、座薬を入れた後、こどもを立たせてみてください。赤ちゃんの場合は、抱っこしてあげればいいですね。
<正しい座薬の入れ方>
1.ワセリンを座薬の上に多めにつける。
⇒座薬が肛門内に入りやすくなります。
※ワセリンはドラックストアなどで売っていますので、ご家庭に一本持っておくと便利です。肌の乾燥などに気軽に使えるので一石二鳥です^^
2.プラスチック(ビニール)手袋があれば、装着すると衛生的&爪などで肛門内を傷つけにくいです。
3.仰向けで寝させ、両足をもちあげ、座薬を入れる。指の第2関節近くまで押し込む。ここでワセリンがあると、スムーズに入れられます!
4.指をすぐに抜いて、こどもを立たせる(抱っこする)。
以上、簡単な方法ですので、試してみてください!
では!