先日、おじゃマップという番組であのCMで有名な「ライザップ」が特集されていました。
これですね(笑
まあCMで全国的に有名になっていたので、知っている人も多いと思います。
あの番組で紹介されたことで、また入会者激増でしょうね(苦笑
で、なぜこれほどライザップがうまくいっているのかについてと、ライザップを使わずにダイエットを成功させる方法について、少し医学的な観点も入れてお話ししたいと思います。
目次
「2か月で50万円」本当の意味とは
ライザップの短期集中コースは入会金5万円、上位コースだと50万円(税別)です。
これって、単純にダイエットって考えると、かなり異次元な値段だと思うんですよね。いくら結果にコミットするとはいえ(笑。
でもこの「高額」であるというのが、人に結果を出させる強力な方法だったりするんです。
実際に痩せるだけだったら、ライザップにいかなくても書店のダイエット本を実践すれば「タダ」でできるわけです。
ただし、たった1つだけ条件があります。
それは、
「続けること」
です。
ライザップがどうやってダイエットさせているか?というのは番組ですべて語られていました。
「糖質制限食の徹底」と「週2回80分の運動」です。
この2つだけです。
糖質制限食に関しては、僕の以前記事にしたことがあって、現代人の健康法として完全に「理」にかなっています。
これを実践しさえすれば、糖尿病は完全に解消されて薬なんていらなくなるし、ダイエットに関しても効果は間違いなくでます。
たった一つだけ欠点があるとすれば、99.9%の人ができないということです(笑
これは僕も身近な体験としてすごく痛感していて、痩せたがっている人に「パン」はやめたほうがいいよ!って熱く語っても、ぜ~ったい止めないんです(笑
まあでも、これはタバコと同じ理屈でやめられないんですね。人間だもの。
だから、よほど積極的に自ら学んで、理性的に行動できる人でない実践できません。つまり、この世に本物の健康法は絶対に広まらんのです。
逆に、「このサプリを飲むだけで!」とか「テレビを観ている間に装着するだけで」なーんていうのにまんまとつられて、多くの人がお金をドブに捨ててしまうわけです。同時にそういう業者はウハウハ状態です。
「バカにつける薬はない」っていうのは、バカを治せないという意味ではなくて、バカを助ける方法(医学)はないということなのです。
話を戻していくと、ライザップの戦略は50万円という大金を支払わせることで、お客自身を動かすことに成功したわけです。
簡単にいうと、「50万円も払っているんだから、やめるわけにはいかない!」っていう心理にさせたのです。
逆にこれを「入会金1万円」とかでやってしまったら、すぐにお客さんはジムにくるのを止めてしまうでしょう。結果的に、結果にコミットできないライザップになってしまったはずです。
つまり、ライザップが結果にコミットしても何の意味もないわけで、お客さんにコミットしてもらうことが大切なのです。
なぜ、ライザップは結果を出すためには、どんな手を使ってでも、糖質制限という食事法と運動を続けてもらう必要があって、それを可能にしたのが金銭的な心理障壁だったんですね。
※これを実践させられたら、お客が人間である以上は確実に痩せます。
人間には「得するよりも損はしたくない」という強い心理的な性質があります。プロスペクト理論っていったかな。
50万円払った人というのは、心理的にやめづらい状態になっていますから、あとは心理学を学んだトレーナーが適度に励ましていけば2か月をクリアできるという仕組みになっているのです。
だから、高額に値段を設定しているのにはちゃ~んと理由があるんですね。
ライザップに行かずにダイエットする方法
一応、記事タイトルにもあるのでお答えしておかなくてはいけませんね。
先ほどもお話しましたが、ライザップに行ったからといって魔法をかけてくれるわけではありません。
簡単に説明すると、ライザップのプログラムは次のステップからなっています。
①現状の把握と予定の設定
現在の体重と筋肉の状態、今後の目標を設定(体重、筋力)をする。
②食事の説明
徹底した食事指導は、ライザップの大きなウリでもあると思いますが、強制的に「糖質制限」を行ってもらいます。体験者の声をみてみると、かなーり大変みたいですね。
③筋トレ
おそらく週2回程度だと思いますが、トレーナーとマンツーマンで80分みっちりとトレーニングをします。中には10分で帰りたくなった人や筋肉痛で帰り道で5回も転んだ人もいるみたいです(笑
④経過チェック
実際に体重が落ちているか、目標の筋力がついているか、腹筋が割れてきているか、などなどを確認していくわけですね。
⑤ライザップ卒業
おそらくですが、リバウンドしないようにある程度のアフターフォローはあるんではないかなぁとは思います。ただ、プログラムを終えた人が、どのくらいその体型を維持できているかは疑問・・・。
(もし、リバウンドしている人に再度アプローチして、「経験者割引コース」なんて紹介したら、さらに収益モデルとしてはいいですね。一度、結果がでているから利用してもらいやすいですし・・・)
おおざっぱに言って、こんな流れになっていると思います。
まあ、すごく基本的なことなんですが、努力するのはライザップではなく、ダイエットする人なわけですよ。これを間違ってはいけない。
あくまで、ライザップがやってくれるのはトレーナーの手配と機材のレンタル、食事のアドバイスだけです。筋トレを代わりにやってくれるサービスではないのです。
前者ふたつに関しては、ライザップじゃなくても普通のジム(月数千円)でも十分事足りますし、食事のアドバイスに関しても本屋で1000円くらいの本の2冊くらい買ってくれば知識としては十分すぎるほど得られます。
糖質制限に関する本とダイエット関連の本2冊でOKです。何ならネットでも十分なんですが笑
それでもライザップに行ってしまうのは
じゃあ、なぜ大量の人がこぞってライザップに50万円も払ってわざわざ筋トレしにいくのか?
それは、「続けるため」なんですよね。
結論を言ってしまえば、自分で続けられる人はライザップに行かずともダイエットは成功します。だって、やり方はいくらでもネットに転がっているし、本をみたらすぐに分かるのです。
筋トレ法も自宅でできるもので十分だしYouTubeで検索すれば、エクササイズ法が山のように検索できます。
どれをやったって、絶対に結果はでます。続けさえすれば。
それだけでは難しい人は、こんな条件を設定してみてはどうでしょう?
『ダイエット成功したときには、自分に50万円のご褒美をあげる』
海外旅行、ブランド服、最高級グルメの旅でもなんでもいいですよ!
あとは、黙々と2か月間続ける!!
そしたら、ライザップに払うはずだったお金も浮いて、なおかつ希望のボディーも手に入って一石二鳥じゃないですか?笑
と、まぁ。たぶんこんなこと言っても、ほとんどの人が無理ですけどね。
だからこそ、ライザップは成功しているんです。
週に2日間、だらしない人のオケツをたたいて50万円です。非常によいビジネスモデルです。
とにかく!ダイエットをするには次の2つの選択肢があります(笑
ライザップに1回3万円でオケツを叩いてもらいにいくのか?
自分で鞭打って2か月間努力してみるか?
選択するのは、誰でもないあなた自身です。