ワルファリン × 選択的COX-2阻害薬
◆セレコキシブはCYP2C9を阻害することにより
ワルファリンの作用を増大させる
NSAIDsのターゲットになっている
シクロオキシゲーゼ(COX)には、
COX-1とCOX-2があります。
COX-1は全身に広く分布していて、
胃粘膜、血小板、腎などに恒常的に
発現しています。
一方、COX-2は炎症局所で誘導されるために、
こちらを選択的に阻害してやれば、
消化器障害(胃潰瘍など)のリスクは低減します。
血小板において、血小板凝集を促進する
トロンボキサンA2はCOX-1により産生されるため、
セレコキシブ(商品名:セレコックス)などは、
血小板凝集を抑制しません。
よって、従来のNSAIDsとワルファリンの併用
による出血傾向とは違う機序で相互作用が起こっています。
現在、有力視されているのが、
CYP2C9の競合阻害による機序です。
肝ミクロソームを用いたin vitro試験において、
セレコキシブは濃度依存的にワルファリンの消失
を阻害したという報告があります。
実際に、高齢患者では
両剤の併用による出血時間の延長、
致命的な出血が報告されています。
高齢患者ではかなり頻度の高い併用例だと思います。
原因不明の出血やあざなど注意してフォローする必要があります。
ワルファリン飲んでいるおばあちゃんが、
整形に受診して痛み止めが処方されていたら。。。
注意ですね!